以前、「陸上自衛隊は下士官の比率が高いため、有事に兵卒を動員するだけで迅速に部隊編成が可能」という話を聞いたことがある。
問題はその兵卒をどこから調達するかだが、『選択』4月号(選択出版)の連載「日本のサンクチュアリ」によると、東日本大震災での予備自衛官(現有3万人)の出動率は、0.4%らしい。話にならないどころの騒ぎではない。
この原因については、防衛省・自衛隊の怠慢ともいえない事情があるようだが、それにしても、これでは不安があまりにも大きい。
ところで、中学・高校の授業に、今年から銃剣道が追加されたらしい。まさか、鉄血勤皇隊をやるつもりでもあるまいが。
『選択』4月号(選択出版)