ニュースななめ読み『選択(選択出版)』『東洋経済(東洋経済新報社)』ほか

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「一帯一路」は失敗する?『選択』6月号(選択出版)

 先月中旬に北京で開催された「一帯一路」サミットには、プーチン大統領を筆頭に29カ国の首脳と、約130カ国の代表団が参加したという。国際機関級、世界規模の巨大事業に、さぞかし中国人は気分がいいだろうと思う。
 浙江省工業都市義烏から、新疆、カザフ、ロシアを経て東欧へ入り、欧州を横断して果てはマドリード、ロンドンへ到る、まさに欧亜を貫通する貨物列車、「中欧班車」の運行回数は、のべ3,000回を超えるらしい。実に豪気な話だが、必ずしも評判は良くないようだ。
『選択』6月号(選択出版)によれば、貨物列車は船便よりも割高、急ぎのものは航空便を利用するため、無理やり列車便を使わされるのは、迷惑だとの声が上がっているという。沿線国への投資も、国策の下に国有企業が採算度外視で突っ込む形で、リスクが大きいとか。
 人類史上初の規模の世界的公共事業を、中国が負担する、というようにも見え、確かに前途がバラ色とは言いにくそうだ。しかし、やはりなんといっても気宇壮大な一大事業、ワクワク感はある。率直に言って、うらやましい。これからも注目したい。

 

『選択』6月号(選択出版)