ニュースななめ読み『選択(選択出版)』『東洋経済(東洋経済新報社)』ほか

雑誌のニュース記事を読んだ感想をつらつらと書いています。

英雄から独裁者へ ムガベの37年『ニューズウィーク』11月28日号(CCCメディアハウス)

ニューズウィーク』11月28日号(CCCメディアハウス)は、タイトルになっている「北朝鮮の歴史」をはじめ、ジンバブエやロシア、カンボジアなど、実質的に独裁体制にある国に関する特集が多かった。
北朝鮮の詳細な歴史や、周辺国からロシアへの思いも面白かったが、特にジンバブエの記事が印象に残った。
ジンバブエというと、ハイパーインフレのせいで、100兆ジンバブエ・ドル紙幣が
発行されたという話があったように思う。それだけ高額の紙幣を発行しても、額面ではなく総量で取引するから何の意味も無いという話だったかと。
関係の無い立場から見れば、ムガベ大統領に問題があるからだろうとしか考えておらず、独裁体制が崩れないことが不思議で仕方が無かった。『ニューズウィーク』11月28日号(CCCメディアハウス)を読み、わずかながらその理由がわかったように思う。結局、ジンバブエにとっては白人の支配から独立を勝ち取った英雄だと言うことが非常に重要だったということだ。
ジンバブエでは、ムガベ大統領が権力を移譲しようとした妻の評判が悪く失脚となった。アフリカで独立が相次いだのは60年頃で、すでに半世紀が過ぎている。
それでも「独立」の英雄は強かった。独裁体制に関して、その理由をもう一度考える必要があるのかもしれない。

ニューズウィーク』11月28日号(CCCメディアハウス)