ニュースななめ読み『選択(選択出版)』『東洋経済(東洋経済新報社)』ほか

雑誌のニュース記事を読んだ感想をつらつらと書いています。

米名門大学で広がる「極左化」『選択』1月号(選択出版)

  『選択』1月号によると、アメリカの名門大学では「反差別運動」が激しくなり、少しでも差別的だと感じた言動に対して厳しく取り締まるようになったという。
 特に衝撃的だった内容は、大学の男女カップルの誕生イベントが中止に追い込まれたということ。長年親しまれてきたイベントだそうだが、「男女」では、同性愛者やトランスジェンダーを差別しているせいだという。個人的には、ただ「男女」という言葉と性別制限をなくせば済むだけの話だと思うが、主催団体は完全に中止せざるをえない状況まで追い込まれたようだ。
 さらに、「私は、皆さんと意見が違うかもしれないが、それを語る権利があるはずだ」と言ったのは白人至上主義者で、反対派は話を聞くそぶりもなく講演を妨害したそうだ。白人至上主義を支持するかどうかは置いておいても、そういった主張そのものを激しく取り締まっているようで、立場が逆転してしまっている。
 本来、差別をなくすことは寛容さを示すことだったはず。しかし、現在では「差別をなくすこと」を全面に押し出した「逆差別」ともいうべき状況が進んでいるようだ。その行き着く先は、ただ不寛容なだけなのではないか。トランプ大統領の誕生頃から、差別に関する意識が変わり、行き過ぎた「反差別主義」が出てきているように思う。

 

『選択』1月号(選択出版)